経営者であれば、ビジネスの規模を大きくしたい!という欲求を持つことは自然なことだと思います。
普通に経営していれば、売上ステージを上げる必然的理由に誰もが気がつかないわけが無いからです。
ところが、こういうことを口にすると、「徳を積め」とか、「金は天下の回り物だから、お金を投資しなさい」みたいな説法を振りかざす方を引き寄せてしまうものです。
個人的な経験から申し上げれば、このような論法を信じるとロクなことがありません。
「ビジネスで売上を伸ばしたい!」という言葉が、経営とは縁遠い方にはどうも「金銭欲」と置き換えられてしまいがちで、露骨な響きを与えてしまうからなのでしょう。
経営者は慢性的な問題や、経営の節目に問題を抱え込みやすいものですし、経営問題を口に出して相談するにしても、同じ経営者と付き合うほうが、より直接的なヒントが得られるものです。
まあ、「人を見て法を説け」ならぬ、「人を見て悩みを打ち明けろ」といったところでしょうか。
経営課題の解決策としてのブランディング
規模の大小に関係なく、普通に経営をしていて、自然発生的に「自分のビジネスの売上ステージを上げなくてはいけないんだ!」という課題に辿り着いた方は、とても真面目な方なので、無理して徳を積まなくとも普通に徳が備わっているはずです。
売上ステージを上げることは東証一部の上場企業であっても常に経営課題であるのですから。
では、なぜこういうことが経営者にとって必然的な課題になるのでしょうか。
それは売上と支出のバランスを取らなければならないからであり、中でも厄介なのが「固定費」というものがあるからです。
ここから先はあまり突っ込んだお話は避けておこうと思います。
というのも、この手の課題については、書籍が大量に出回っていますし、そういう方面での専門家も多数いらっしゃると思いますので。
ただ、現状ギリギリ感で経営を続けている状態に対する唯一の解決策は、「売上ステージを一段上げる」しかなく、経費を削減するのはステージが上がって安定してからにする、ということだけ押さえておきます。
ブランディングという観点からの売上ステージ上げるための考え方ですが、大きな基本は良質な情報のアウトフロー、いわゆる「情報発信」ですね。
一言で「情報発信」と申し上げましても、これはネット上でも、またその手の書籍でも同じようなことが繰り返し叫ばれています。ですから、ここではちょっと掘り下げてお話したいと思います。
発信する情報は自らトレンドを生み出す意識を持って!
ダーウィンの進化論でも「環境に適応した種が残る」という説がありますが、ビジネスでも同じことが言えます。
以前の投稿で、人間が7年で飽きるお話をしたことがありますが、ファッションにも車のスタイリングにも、トレンドがあるわけです。
また業界としてみても、トレンドを作り出すことによって、新しいデザインやモデルが新たな売り上げを創造していることも真実です。
そして、こういったトレンドメーカー周辺の多くのビジネスは、やはりトレンドからの影響を避けて通れないものです。
そういう意味では感性の鋭い女性が行うビジネスでしたら、トレンドに無関心ではいられませんね。
とはいえ、ビジネスをどの分野のトレンドに合わせるのか?というのも一つの考え方でありますが、是非チャレンジして頂きたいな、と思うことは「自らトレンドを生み出す側に立ってみる」ということです。
これも一つのブランディングの重要な考え方であり、あなたのビジネスの魅力的な切り口をもたらすものだからです。
骨太のライティングの勧め
ブランディングのコンサルでは、あなたのビジネスの現状をあぶり出すところから始まり、言語化の作業を終えて、発信する時のボキャブラリーを再構築するところまで行います。(結構タフなコンサルですが、これをやり遂げた方ってかなり清々しい気持ちになっていただけてるようです。)
結局、自分のビジネスが言語化できていないと、ブログやSNSに何を書いて良いのかがわからないんですね。
お客様に自分の商品やサービスを買っていただいたり、受けて頂いたあと、どのような変化が生まれたとか、そして最も重要なことは「あなたから買って良かった」理由というものが明確化されることで、最終的にはあなたの「自信」につながるわけです。
ここまでくると、あなたの発信する情報の書き方がナチュラルに「骨太」になってきます。
ほんのちょっとだけ、ライティングのテクニックや投稿の発想の仕方を知って頂ければよいのですから。
潜在顧客という概念
売上のステージを上げる、という元のテーマとの関連ですが、実はあなたのビジネスに対する自信のレベルと密接な関係にあるのです。
実際あなたのブログやSNSへの投稿は、あなたが思っているよりも見られています。
ですが、問題は「あなたに都合の良い反応が得られていない」ということです。
この点をライティングのテクニックだけでクリアしようとしても、なかなか上手く行きません。
理由は極めてシンプルで、「あなたのビジネスが言語化、ビジュアル化されていない」からなのです。
ですから、あなたの投稿を目にしたけど、反応を返していない人というのは、あなたにとっての潜在顧客であり、あなたの将来のお客様になっていただける可能性のある方々です。
この層を掘り起こすこと、それこそがあなたのビジネスのステージを引っ張りあげてくれる、ありがたい方々なのです。
ブランディングのコンサルって、ビジネスオーナーの視点からは結構意外な側面から切り込んでいくのです。
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