成功する起業家が持っている24の資質・02『勇気』

ニュースレターでお送りしている「成功する起業家が持っている24の資質」の２番目の資質、『勇気』についてお送りいたします。

今回、こちらに書かせていただく24の資質は、私自身が38年の起業家として観てきた企業のトップや成功したクライアント達、そして、2012年から個人コンサルテーションをさせていただいた330名あまりのクライアントを観て分析したり、自分自身で経験したことからまとめた内容です。

あなたのマインドセットにお役に立てたら幸いです。

人はコンフォートゾーンが好き。変化をせざるを得ない状況になったら…

『勇気』 とは未開の領域に踏み出す決意と行動です！

成功する為には、この『勇気』 を振り絞る必要があります。

人は誰でもコンフォートゾーン（現在の環境や領域）から出るのをためらいがちです。

理由は簡単です・・・

コンフォートゾーンは見知った環境ですし、交友関係も楽な状況であるため、不自由がなければ安全地帯だと勘違いします。

人生は常に動いているもの・・・実は流動的なんです。

同じ環境にいられるのは、実は誰かの努力があってこそのものだったりします。

そして・・・
人は大小の差はあれ変化も求めるもの。

社会的な状況下から変化せざるおえない時もあります。
もしかしたら配偶者である旦那様がある日・・・リストラなんてことも。

そうなった時にあなたの『勇気』が試されます！

他の人がとうてい無理だと見なすこと（もしくは見放すこと）に挑戦するには、この『勇気』が必要なんです。

営業成績10年トップのダメダメ時代に言われたこと

保険の販売をしている友人がいるのですが、彼は毎月、営業成績をトップ更新している達人！です。

周囲の方が、この数字は無理だろう！と思う数字を楽々と達成していき、彼は、営業成績トップの座を10年更新し続けています。

そんな彼にもダメダメ時代があったようです。

総務から営業部に転属させられて最初の3年は全く契約も取れず、上司には給料泥棒と言われてたとか。

「辞めないと…もう自分の居場所は無い」と思い詰めても、家族が居るため転職もままならず、上司や家族、周囲の目ばかりを気にしていたそうです。

でもその当時は、それすらにも気づいていなかったらしいです。

もちろん、自己啓発本を読んだり、良いとされるセミナーにも通ったらしいです。

そういった本やセミナーの影響をうけ、１週間ほどは前向きでやる気に溢れていたそうです。

でも、お客様にNOを突きつけられると、その途端に元のダメダメに戻ってしまう自分に嫌気がさすといったことを繰り返していました。

3年目になったとき、彼の上司が代わります

始業時間には居ないし、一風変わった服装をしていて、とうてい保険の営業マンには見えない風貌の上司でした。

にもかかわらず、全国トップの成績を引っさげての配属。

彼には上司が眩しすぎて、「こんな自分は嫌われるだろう」と思いつめていました。

その上司にまともに挨拶もできない自分に嫌気がさし、とうとう辞表を出したのでした。

その夜、上司に連れ出されたのは高層ビルのバー。

その時、上司は彼にこう言ったそうです。

「どうして目線を上げないんだ？　今の世界は狭くてつまらなく無いか？」
「女房の思惑、他人の目線をどうしてそんなに気にしているんだ？」
「人がどう思おうと、自分の行きたい世界だけを見ることだよ・・・」

彼は上司の言葉がショックで、一言も返事ができなかったそうです。

自分のことを一瞬で見抜かれた驚きと、「他人の目線を気にしている自分」という評価は、彼にとっては思ってもみなかったことでした。

彼はその時に、自分の殻が硬く閉じられていたことに気がついたのです。

そして最後に
「自分をさらけ出すのも最初は勇気がいるが、さらけ出してしまえば、それが一番楽だということが解るよ」
上司に言われたのです。

『勇気』をもって新しい世界の扉を開きましょう

いまの目の前にいる彼は、『勇気』の達人かもしれません。
3年前のあの夜から彼の人生が変わったのですから。

その出来事から、それまでの自分に対して色々な側面で気づきがあったとか・・・

今までお客様の目を見ることが出来なかった自分に驚き
自分の思いを伝える事や意志を貫くことにある種の罪悪感を持っていたという事に驚き
・・・etc

彼は『勇気』を持つことで、自分の殻を破り『思考の自由』を手に入れたのです！

人は、自分のイメージを自分で作り出すことが出来ます。

思考の中で理想の自分を思い描けば、それに近づくこともできるのです。

でもそれには・・・あなたの『勇気』が試されるのですよ！

『勇気』を持って新しい世界の扉を叩く。

その方法とは・・・