成功する起業家が持っている24の資質・01『推進力』

ニュースレターで配信しまして、多くの方から反響のメッセージをいただきました『成功する起業家が持っている24の資質』シリーズをブログでもご紹介することにしました!

全部で24の資質パートに分かれます

一つ一つのエピソードを書くのに少々時間がかかりそうですが・・・^^;

今回、こちらに書かせていただく24の資質は、私自身が38年の起業家として観てきた企業のトップや成功したクライアント達、そして、2012年から個人コンサルテーションをさせていただいた330名あまりのクライアントを観て分析したり、自分自身で経験したことからまとめた内容です。

あなたのマインドセットにお役に立つなら幸いです

『成功する起業家が持っている24の資質』01『推進力』です!

『推進力』をもったリーダーは周りも巻き込む

『推進力』 とは物事を前に推し進める力のことを言います。

成功するグループには、この『推進力』を持っているリーダーが必ず存在します。

俗に言うエンジンの役割をなす方です。

その人が居るだけで、グループは物事を達成していき、その方の『推進力』に巻き込まれて周囲の方は仕事を達成していきます。

このエンジンの方『推進力』を持っている方は迷わないんですね・・・
目の前の仕事や目的に対して全力を注ぐんです。

決して手を抜こうとは思わない。

ゆえに、このエンジンの方は、周囲を巻き込んで周囲の方を本気にさせます!

このエンジンの方には
将来の成功したビジョンを明確に持ちます 
ゆえに、そのイメージに近づくための労力は惜しまないんです

寝る間を惜しんで・・・と良く言いますが、意識を最終地点、成功したビジョンに集中させると体は意識のコントロール下に置かれ、疲れることを忘れるくらいの状況になります。

こうなると自分で自分自身の『推進力』を引き出していくことができるのですよ。

大きなチャンスがやってきたのにその大きさに気づけなかった自分

私が32才で株式会社を設立し、その2年後、プロモーション用のDMをお知り合いの方に郵送し、2日後に大手の広告代理店から地方行政のブランディンデザインプレゼンテーションの仕事が舞い込んだことがあります。

30年前の当時、今までのクライアントとは別格のクライアントでした。

プレゼンの日程は、1ケ月後。

選んだ若手デザイナーに、プレゼンの準備を進めさせ、プレゼン日程の1週間前に広告代理店のF担当とS氏がデザインの進行具合と出来上がりをチェックにきました。

ところが・・・用意したデザインを観た瞬間に、広告代理店のF担当の顔が曇ります。

そう、
「デザインのレベルとプレゼン内容がお粗末すぎる」
私にはそう彼が思っていることが伝わってきました。

危ない・・・仕事を外されるのか・・・心底そう思いました。

でも、1週間しかないわけです。

今から他のデザイン会社に依頼し直すわけにもいかず、広告代理店のF担当は、私に何も言わずに帰っていきました。

私はその時になって初めて、手にしたチャンスの大きさに改めて気付かされたのです!

地方行政といえど、ブランディングの予算は1000万単位です。

プレゼンテーションが上手く行けば大きな売り上げになります。

そしてそれは大手広告代理店からの依頼です。
成功させることがイコール、ビジネスのステータスをあげることに繋がります。

仕事の依頼を受けてからの3週間、他の懸案の仕事に振り回され、忙しさにかまけ、このチャンスに気がつかなかった自分が心底情けなくなりました。

直感を頼りにスピード感をもって大きく舵を切ってつかんだ成功

広告代理店のF担当とS氏者が帰って行った後、私は即座に疎遠になっていたブランディングの師匠に電話をしました。

新たに、ブランドロゴのデザインの依頼のためです。

最初に選んだ若手デザイナーには、今回の仕事の大きさに見合うだけのキャリアが無いと直感的に判断したからです。

5年ほど前の独立時に最後に会ったきりの師匠は、3日しか制作時間の無い無理な案件にも関わらず、私の依頼を快く引き受けてくださいました!(ただし、ギャラは師匠の言い値でしたが・・笑)

そこから、最初にデザインを依頼していた若手デザイナーを呼び、任せきりになっていたことをお詫びし、彼のデザイン作業を根気強くディレクションしていきました。

若手デザイナーも私の本気度に押され、今回の案件に対してエネルギーのレベルが上がっていき、デザインもデレクションの度に良くなって行きました。

私は当時、導入したばかりのMacを酷使し、コンセプトワークから改めて見直し、二人のデザイナーにディレクションをしながら、プレゼンテーション用の資料としてデザインを50枚のB1サイズのボートにまとめ、100枚のA4サイズの資料を作っていきました。

気づけば6日間、一睡もしないでオフィスのMacの前に座ったままの作業をし続け、7日目の朝、九州のとある都市行きの飛行機に乗っていました。

プレゼンテーションの前日の前乗りです。

必要性のレベルに応じて自分を鼓舞し推進力で周囲の人を巻き込んでいける

地方都市の飛行場で広告代理店のF担当とS氏に合流し、私の手荷物の大きさに驚いた二人の担当は、ホテルに到着したのち即座に、私の持参したデザインに目を通しました。

その時にF担当からいただいた言葉が
「高橋さん。1週間で見事に数段レベルの高い仕事をしましたね」
でした。

気が付いて良かった・・・!!!

褒められた喜びよりも信用を無くさなかったことへの安堵感。

F担当は、プレゼンテーションの1週間前に、私に最終ビジョンを無言でかいま見せてくださいました。

そして・・・
私の『推進力』を信じてくださったことに心の底から感謝した瞬間でした。

お陰様で、プレゼンテーションも成功し、その広告代理店とは、その後20年近いお付き合いになって行きました。

人は、必要性のレベルに合わせて自分を自分自身で鼓舞することができます 

そして・・・『推進力』で周囲の人を巻き込むこともできるのです 

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