ブランディングがあなたの世界をワープさせる

突然、縁もゆかりも感じたことのない業界の仕事をしたお話

昔、ひょんなことから貨物船の乗組員居住エリアのインテリア設計の仕事を依頼されたことがありました。
人の繋がりって、どこかでワープするんでしょうね。

紹介して頂いた方も造船とは全く関係ない仕事をなさっていたインテリア関連の社長さんからです。

まあ、私は今ではブランディングに絞った活動をしておりますが、30代〜40代の中頃までは、グラフィックからインテリアまで、できると思った仕事には何でも首を突っ込んでいました〜(笑)

一般の住宅とは違っていて基本は「鋼鉄」の世界。船のオーナーは瀬戸内海の元海賊の末裔という、結構おどろおどろしい世界。

でも、実際にお会いしてみると「う〜ん、確かに海賊のような感じはするけれど、普通の人なのね〜」とちょっと失礼な感慨を持ってしまいました。

図面を書くだけならオフィスワークですが、施工管理は「造船所」

場所は伯方島という瀬戸内海に浮かぶ小島で、確か広島から船で移動。

普段、縁遠い世界に生きる方々からお酒の席で色々面白いお話を伺うことができました。

まず、何が違うかって言えば、こういう業界の方々は決まって「陸上・海上」という言葉を頻繁に使うことです。

これは結構違和感感じますよ〜!

だって、私たち普通?の人間は陸で生活も仕事もしているわけですから。
でも、彼らは生活こそ「陸上」ですが、仕事は「海上」ですからねえ。

海運の仕事は10年のうち9年は不景気で、残りの一年で9年の損を取り戻すんだよ、という話が出た時に、「高橋さん、陸上でうどん屋でもやりたいんじゃが、いい知恵ないかい?」という問いかけに、「海上でうどん屋でもやったらいかがですか?」と思わず口走ってしまいました〜(笑)

瀬戸内地方には、多くの海運会社があるのは、やはり村上源氏=海賊という、歴史的な背景があるからだそうです。

「海上での輸送」を業にして明治の世から世界に冠たる「総合商社」との関わりが太くなったとのこと。

運ぶものも総合商社が取り扱う品物の拡大に伴ってばら積み貨物船、コンテナ船、油槽船など色々な種類の船を作ってきたそうです。

もう15年以上前の話になりますが、原発の使用済み核燃料を再処理するために、フランスまでそのヤバイものをを運んだ「あかつき丸」を運行したオーナーさんもこの瀬戸内出身の会社なのだそうです。

 

時代に合わせた変化

こういう業界っていうのは、私たち女性とはあまり接点がないので、見るもの聞くことが全て新鮮に映ったり聞こえたりします。

海運業の方は、積荷の種類や量によって時代の流れを感じているそうで、そこから総合商社の時代の変化に対するカメレオンのような対応力をも感じているそうです。

中でも1980年代の総合商社の舵取りの変化はとても大きく、それまでの口銭取引から「川上から川下まで」という事業コンセプトの変化は目を見張るものがあったそうです。

今でこそ幅を利かせているコンビニも、総合商社の川下事業の一部になっていますね。
三菱商事はローソン、伊藤忠商事はファミリーマート。川上から、ということで言えば、中国で大量にトウモロコシを栽培し、身は缶詰、芯はミキサーにかけて栄養剤を混ぜてブロイラーの餌にするというようなことをやり始めたのもこの時期だそうです。(知らなかった〜!)

 

ブランディングが世界をワープさせる?

あまりにもかけ離れた世界のお話かもしれませんが、皆さんもいつ何時ワープして別世界に踏み込んでしまう可能性はあるんですよ〜!

それは皆さんが日頃ビジネスでお知り合いになったかたとかお客さん、まあ「友達の友達」ですね〜。

「この方、とても素敵なお仕事なさっているんですよ〜」と紹介された時に、どんなことをやっているのか?を

ツボを押さえた短い自己紹介の言葉とか、ご挨拶に渡す名刺が回り回って、どこかワープしたような世界の方の目にとまり、その一瞬「あっ、この人なら今の私の抱えている悩みを解決してくれるかもしれない!」となるかもしれません。

あなたの仕事を言語化、イメージ化することは、こういう付き合いの輪をワープさせることもあるのです。

 

ブランディング・プロデューサー 髙橋珠美


『ストーリー・ブランディング戦略』
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