新ピンタレスト戦術とSEO

2017年にLine配信で紹介した「新ピンタレスト戦術」ですが、これがどのようにSEOと結びつくのかがわかりにくいようなので、フォローアップの意味も含めて少し解説しますネ。

と言うことでて、SEOについて全体の概要を説明します。

このテーマは結構広大なので、一つ一つ細かいことを解説していると「木を見て、森を見ず」状態になってしまうので、細かい点は他のサイトを参照してもらうことになります。どうかご容赦ください。

さて、アメブロでブログを書いている方は、アメブロユーザーをターゲットにしてアクセスを集めれば良いのでしょうが、もっと大きな海原からのアクセスを集めることを考えてみてはいかがでしょう?

実はウーマンプレナでは、アメブロのような無料サイトでブログを作ることはお勧めしていませんが、すでに何年も記事をコツコツと書き溜めて来られた方に、「アメブロを止めなさい!」などと残酷なことは申し上げられません。

それに一人でワードプレスを使ってウェブサイトを立ち上げるにしても、それなりの時間と忍耐も必要ですから、とにかく現状でやれるところまでは新ピンタレスト戦術でフォローし、SEOをそれなりのレベルまでご理解いただいてから、「ああ、やっぱりアメブロでは限界!」と感じてから取り組んでも遅くはないかなと思います。

SEOの手順から

さて、Googleなどの検索エンジンでで「SEO」と検索すると山のような情報が登場してきます。

はてさて、登場したサイトを一つ一つクリックして中を覗くと、わからない単語だらけ!どれをどの順番に適用すれば良いのか?断片的な情報ばかりで、わかりにくいと思ったことはありませんか?

自分のサイトを見にきてくれる人がいなくては、ブログやホームページを作った意味がないことだけは理解できるけど、「じゃあ、どうすればいいのよ!」「仕方がないから、思いついたことを書くしかないわね!」で終わってしまっていませんか?

実際、SEOと言う難しいことを解説している方達は、かなり技術的な側面からの解説をしていますので、日常を肌感覚で生きている人にとっては、果てしない砂漠をトボトボと歩くことに近い感覚です。

と言うことで、このコラムでは細かいことは抜きにして、ポイントとなるところだけをかいつまんで説明することにしました。

ブログに投稿するだけで検索の対象になるわけ

まず最初に、こんな疑問を持たれたことはありませんか?

「ブログに記事を投稿するだけで、なんでGoogleで私のブログを検索されるのだろうか?」と。

この疑問については、答えは簡単です。
Googleが世界中のウェブサイトの情報を集めている、からです。

俗に言う「検索ロボット」が世界中のウェブサイトを巡回し、そこにあるブログやホームページをせっせと収集、整理し、検索されレバ、その結果を送り返しているからです。

つまり、Googleのコンピューターには、あなたの書いた記事が検索ロボットによって自動的に記憶されているわけです。

この質問に答えることは簡単なのですが、「なぜ私のブログ記事が検索でなかなか表示されないのか?」と言う疑問に答えるとなると、とてつもなく分かりにくいことを説明しなくてはなりません。

どのようにGoogleで検索されるのか?

そこで順番として次に理解していただきたいことは、「自分の投稿はどのようにGoogleのコンピューターに記憶されているのか?」と言うことです。

これは簡単に確認する方法があります。

Googleの検索窓に「site://(あなたのウェブサイトURL)」を入力してみてください。(例:アメブロであれば、「site://ameblo.jp/(あなたのアメブロID)」と入力します。)

リターンキーを押して表示されたいつもの検索結果のようなリスト、実はこれ、Googleが認識しているあなたのウェブサイトの情報です。

ここで表示されたものをインデックスと言います。

このインデックスされたものが検索の対象になり、この中にある単語がキーワード検索の対象になるのです。

試しにここで表示されたブログタイトルで検索して見てください。

無事1ページ目に表示されましたか?表示されれば良いのですが、多分芳しい結果ではないと思います。

これだけだと分かりにくいので、実際にご自分のウェブサイトがどの位のアクセス数があり、どのようなキーワードでアクセスがあるのかを知る必要が出てきますね!

そこでGoogle AnalyticsとGoogle Consoleと言う二つの測定ツールをあなたのウェブサイトにインストールしていただくことになります。

現在、アメブロでもこの二つのツールはインストールできるので、是非実行してください。

あなたがブログを書く目的をまず考えて

ここで、実際の作業に入る前に考えて欲しいことがあります。

どのような目的を持ってあなたはブログを書いているのですか?」と言うことです。

アフィリエイトを行ってアフィリエイトフィーを稼ぐなら、ブログに設置したアフィリエイトリンクを訪問者にクリックしてもらうことがブログを書く目的ですし、ご自分の商品やサービスへの問い合わせを増やすことが目的であれば、問い合わせリンクを押してメールを送ってもらうことが目的でありますし、商品を販売することが目的であれば、商品ページで商品をショッピングカートに入れてもらい、クレジットカードの番号を入力してもらうことが目的になりますね。

意外に多いのは「何となくブログを始めたので」とか「情報を発信するだけ」という方です。

ブログを書く目的を持っている方と持っていない方では、何が違ってくるのかと言うと、それは「これから説明することの理解度」が全く違ってくると言うことです。

では、その理由は何なのでしょう?

「検索に引っかける」ということだけを目的にする、と言うことで考えれば、自身のブログに投稿した記事がGoogleのコンピューターにインデックスとして登録され、その登録されたインデックスには検索で上位表示されるキーワードがしっかりもりこまれるような施策を打てばよいのです。

しかし、単に情報発信すると言う目的だと、どのようなキーワードを盛り込んでも検索には引っかかりません。

Googleの言う優良サイト

この理由は、「Googleが目的のないサイトを優良サイトとは認識しない」からです。

それはGoogleガイドラインに示されている200以上の項目を総合的に検討すれば、「ブログの設置目的がない」ということだけで、あなたのブログがGoogleの言う「優良サイト」を定義するこのガイドラインから脱線していることが分かります。

その結果、どんなに記事を書いても検索されない!と言う事態に陥ってしまいます。日記のような記事の投稿はFacebookやアメブロで友達から「いいね」をもらうには良いかもしれませんが、ワードプレスなどで構築したビジネス目的のブログでは、たとえインデックス(site://〜で表示されているもの)されても、検索結果としては全くといって良いほどGoogleから無視されます。

ですから、ここでブログを書く目的を明確にする必要があるのです。そして、どのページに訪問者を誘導し結果を得るのかを、ブログの構造図、導線図を作るべきです。

これができて次のことが課題として浮上します。

つまり、あなたが選択したキーワードがどの位検索されているか?です。

頻繁に検索される回数が多く、そのキーワードを含むあなたのサイトのインデックスされたデータが上位表示がされれば、あなたのウェブサイトは訪問者で溢れかえることになります。

逆に滅多に検索されないキーワードで上位表示されても、訪問者はいません。
(アメブロでは読者数が多くても、検索には全く引っかからないブログは数多くあります。もちろん訪問者数が多ければ、別に取り立てて問題にすることはありませんが。)

まず設置して頂きたいツール

ブログを書く目的を明確にしたら、次に行うべきことは、Google AnalyticsとGoogle Consoleをご自分のブログに設定することです。(Analyticsは設定している方は多いと思いますが、Consoleを設定されている方は、まだそれほど多くはないようです。)

Consoleを設定する理由は、ご自分のサイトにどのようなキーワードで流入があったのかを知るためです。

他にサイトマップを登録したりして、自分のサイトがGoogleからどのように見えるのかを知ることが大きな目的です。

以前はAnalyticsで流入キイワードが分かったのですが、 Googleは基本的に検索ユーザーのプライバシーを守るために、SSLで通信を暗号化しているため、2017年6月現在、ほとんど100%のユーザーの検索キーワードを取得できなくなっています。そのためGoogleConsoleが新たに用意された、と解釈していただければよろしいかと。

設置手順は、Analyticsがこちらを、Consoleはこちらを参照してください。(改めて細かい手順を解説することは他のサイトにお任せする主義なので)

ちなみにアメブロでのAnalytics設置法はこちらです。Consoleはこちら。他にも数多くの解説サイトがあるので色々検索してみてください。(まあ、手順なのでどこをご覧になってもよろしいかと。)

設置が無事済んだら、1週間ほど放っておくとデータが集まって来るので、その時点で両方を閲覧してみてください。


ここまで実施していただくことで、ご自分のブログのアクセス状況を知るための土台ができました。
ここでアメブロにanalyticsを設置された方に予めお伝えしておきますが、アメブロのアクセス解析はanalyticsのアクセス数よりも10倍以上の数値を示します。これはどこの無料ブログでも同じようなことが起こります。

正確な理由はわかりませんが、単純にアクセスのカウントの仕方が違うと言うことしか考えられません。これについてはネット上でもトピックとして取り上げられていますので、興味がある方は調べて見てください。

私がここで申し上げられることは、analyticsの数字を基準にして、ご自分のウェブサイトを評価すべきである、と言うことです。

なぜなら、アメブロのアクセス解析は、単にアクセス数だけを表示しているだけで、ユーザーの行動フローやCVなど細かい分析項目が無いので、サイトの改善に役立つ情報はほとんど無いからです。

それでも、誰がいいねをしてくれたのか?誰がリブログをしてくれたのか?などは有効な情報ですので、数値的なもの以外の情報はぜひ有効活用してください。

ツールの見方

さて、analyticsとconsoleの利用の仕方は、例によって他のサイトを参考にしてください。「analytics 見方」、「console 見方」などのキイワード検索していただければ、それなりの数の解説ページがリストされます。

私たちがanalyticsで個人的に最も重要視しているのは、「行動フロー」です。

analyticsのサイトの左サイドバーに「行動」と言う項目があるので、これをクリックすると「行動フロー」と言う項目が現れます。

これはかなり画期的なもので、ユーザーがどこのページを最初に開き、次にどこのページを見て、最後にどこで逃げたか?が明確にわかるのです。

もちろんブログの目的ページ(コンバージョン)を設定しているなら、この数値が最も重要ですが。これとconsoleのキーワード解析、この二つで、ウェブサイトの改善の手がかりの90%以上のデータを入手することができます。

キーワードで自分のサイトへのアクセス誘導の改善ができ、行動フローでサイト内の各ページの誘導リンクの設定、ブログで誘導したいページを強調するリンク(通常CTAと呼ばれています)と記事との連関性、そして配置の適正度が客観的にわかります。

自分では完璧だと思って作ったページ構成でも、実際に途中で逃げられている(直帰率が高い)のを見せつけられてしまうと、いかに見た目の良さとは別のところで勝負が決まっていることに気がつくだけでもanalyticsやconsoleを設置したかいがあると言うものです。

まずはブログの構造の弱点を掴む

思ったよりもアクセス数が少ないことにがっかりする必要はありません。

それよりも最終的にブログの設置目的であるページにどのくらいの比率でユーザーが到達しているか?をがっかりの材料にしてください。

つまり、メルマガ登録をしてくれた人の数、ショッピングカートに商品を入れてくれた人の数など、誘導したいページに到達する前に逃げてしまう人が100%であることの方が、よっぽど問題なのです。

なぜかと言うと、途中で逃げられてしまうウェブサイトにはアクセスをより多く、と願っても、それはザルに水を貯めるようなもので、全く意味がないからです。少ないアクセス数でも、しっかりメルマガを登録してくれる、ショッピングをしてお金を払ってもらっている、こう言うウェブサイトを「まず」作らないと、アクセスアップの施策を実行する意味は全くないからです。

こうした要因をしらみつぶしに消して行くことでコンバージョン率がある程度の数字に達するまで、記事の検討、キーワードの選択、ブログ内のクリック導線、CTAの制作および配置を工夫し続けて見ることです。

ビジネスブログでの基本的な投稿姿勢とは

これは案外見落としがちなポイントですが、検索を利用する場面というのは「何か知りたいこと」があるからです

それは困っていること、悩んでいること、問題を抱えている、興味、関心がある、あとは「夢を実現したい、実現のための方法、心構え、誰に教えを請えば良いのか?」という「知りたい」心の作用があって初めて「検索」を行うのです。

ここに気が付いていただければ、なぜ単なる情報発信をしたり、日記のような出来事記事が検索で引っかからないのかがわかっていただけると思います。

つまり、単に「〜を取り扱っています」とか「〜をやってます」というタイトルや記事を書いても、それは「ユーザーが知らないこと」であり、ユーザーがキーワードとして入力のしようがないからです。

ですから、悩みや、問題、興味、関心、夢などを表現する単語をキイワードとしてブログ記事のタイトルや本文の第一段落に記入しなければ、発信した情報は、ほぼ永遠に検索されません。

これはインターネット前の紙媒体広告の世界にはなかった広告的要素です。ウェブ独特のことなのです。

新ピンタレスト戦術でのピンする画像の作り方

私たちがFacebookに投稿する画像の特徴は、タペストリー型の画像にキャッチーなメッセージを入れたものを利用しています。そのメッセージはほとんどが悩み、問題などを言葉として入れています。

そして、ピンした後のDescriptionに必ずユーザーの悩み、問題を起点として、そこから解決策を提案する私たちのサービス、つまり「オンライン動画講座を開設する」という結びつけを行なっています。

単に被リンクを作るだけではない、こういったSEO的要素も「新ピンタレスト戦術」を構成する重要な要素なのです。

SNSは潜在顧客の釣り堀、ブログは釣った魚(潜在顧客)を顧客に調理する場所

FacebookやTwitter、ブログ、ホームページなど色々な個人が発信できる情報媒体が登場しましたが、それぞれの媒体はどう違うのか?と言うことを理解している人はまだまだ少ないようにお見受けします。

これは多分に文字や写真、動画などを入力し、「投稿」ボタンを押すと言う行為がどれも同じだからなのでしょう。

広告を商売にしてきた人間の立場から見える、それぞれの違いを、みなさんに理解していただくことは結構難しいことなのだなあ、と特に最近感じることが多くなりました。

先に、ブログの設置目的を明確にすべきだと書きましたが、それはこの章の見出しにも書いたように、ブログは料理で言う調理室の役割を持たせることができるメディアなのです。

なぜそうなのかと言うと、ブログには釣った魚(潜在顧客)を調理するための道具がたくさん揃っており、道具を選んでそれを自分の思い通りに配置できますし、ブログそのものが一種の「遮蔽されたコミュニケーション空間」なので営業行為が「ほぼ」一対一のコミュニケーションで可能だからです。(これはあくまでもSNSとの対比での話です。)

実際はブログも魚をおびき寄せることはできる訳で、その手段がSEO、つまり検索エンジンからの集客です。

ブログで集客し、同じブログ内で潜在顧客を顧客にできるのです。が、ブログが行使できる集客手段がSNSを除くと、検索エンジンにほぼ限られている以上、利用できるあなたの武器が限定されることは先に述べたとおり、選択するキーワードに大きく依存することになります。

それに対しSNSの場合、SEOとは違った武器をあなたは利用することができます。
SNSが持っている会員同士を繋げるツールです。

Facebookを例に取れば友達のフィード、お知り合いかも知れないリスト、イベント、グループなど現実社会を投影したような出会いを演出する機能があって、それらを利用して友達の輪を大きくできますね。

つまりSEOではできない機能を提供している訳です。

しかし、SNSではあからさまな営業行為は忌み嫌われます。

それは投稿内容自体がブログよりも見られやすい、そして関係が濃いがゆえの反作用も強いと言う、営業行為を目指す人にとっての悪材料があるのです。であるがゆえに釣り堀と思った方が良いのです。

人と知り合いになり、段階を追って自分がどのような人間であり、仕事はどんなことをやっている、といったようなことを拡散し、「よろしければ私の仕事場(ブログ)を見にきませんか?」と言う誘いを、ブログからのシェアと言う形でSNSに情報として出す。

関係がホットになりやすい媒体であるがゆえに段階を追ってブログに誘い込まなくてはなりません。

こうした特徴を理解すれば、SNSは釣り堀、ブログは調理場という表現もご理解いただけると思いますが、いかがでしょう?

ピンタレストの特徴

ピンタレストがSNSであるかどうかは、ここではあまり大きな問題ではありません。

ピンタレストは確かにSNSのような機能を持っておりますが、大きな特徴としては、独自のビジュアル検索エンジンを持っています。

例えば、写真の一部をフォーカスすると自動的にそのフォーカス部分に似たような画像をリストする機能もあり(これ知ってる人は少ないです)また、ボードがそのオーナーの特定の趣味や関心をテーマにしているので、全人格的なフォローをせず、ボードをフォローすることで、特定の趣味、関心にフォーカスしたフォローをすることが可能です。

これはFacebookやTwitterとの決定的な違いです。

メリッサも言ってますが、ピンタレストは自分のターゲットをより正確に釣り上げることができるのは、まさにこのボードをフォローすることが即趣味、関心に直結できるからです。

ピンタレストがなぜSEOに強いのか?

実際GoogleはFacebookやTwitterのようなSNSをほとんどインデックスしていません。

これに対し、ピンタレストはしっかりとDescriptionに文字情報が入っているとしっかりインデックスします。

ピンした画像が被リンク機能を持つだけがSEOに直結しているのではなく、ピンした画像に並行して記述される文字情報も、Googleの検索対象になっていることで、ピンタレストからの検索があなたのウェブサイトへのアクセスが増加することは最終的にGoogleの検索結果にも好影響をもたらすのです。

またピンタレストはFacebookやTwitterのような全人格的なフォローではなく趣味、関心、夢などにフォーカスしたフォローを行えることが、あなたの設定するターゲットをブログに誘導してくる確率が高いのです。

この効果は年数が経過すればするほど高くなるので、長期的にGoogleのSEOにも影響を与え続けることができる、これがピンタレストがSEOに強い理由です。

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